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雑誌を読む

まったく同じような装丁の雑誌があります。どちらも私好み。
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読み捨てにも、流し読みもできない、なかなか力の入った雑誌です。なので つん読、になりがちです^_^; 今年は新刊ばかり買って読み漁るのではなく、家に眠っているこういう本をどしどし掘り出して読むつもりです。「考える人 特集歩く」の方は2012年秋号です。
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1月5日 ということにしておこう(*^^)v

こういう場所で日記を公開するということは、ある面でウソをつく場合もあるということですよ、皆さん。ま、そのくらいのことはどなたも承知ですね。しかしハハ便利だねパソコンってやつは、いまさらながら。私が自ら言わなければあまり気がつかれないウソが、もうすでにこの日記に表現されているのですよ、楽しいなあ。
では発表します。いまは1月10日 12:45であります。これをUPする時に1月5日に調整しておくだけで、過去の記事になるのですね。この日記は私の「覚え」という面がほとんどなので、やっぱり時系列に整理しておきたいのです。それなら毎日書けばいいんですが、それができない三日坊主なので、パソコンの機能にたよるわけです。正月早々さっそくこんなズルをしております。きっと今年もいつもと変わらない年だね(*^^)v
で、1月5日はというと。
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こういう本をよみました。さそく今年の目標「本を読む」の実践です。

窓ぎわのトットちゃん

先日本屋をウロウロしていたら「窓ぎわのトットちゃん」が1冊置いてあった。いつか買っておかなくちゃと思っていたのと、1冊しかなかったこともあってすぐに購入。懐かしくて昨晩一気に読んだ。何かしらないが涙がながれそうになった。此の頃なんでもないことに涙がでてきそうになって、これは年をとった証拠なのかと自分でも驚くやらとまどうやら。それはさておき、この本は1981年に初版が出ている。黒柳さんのファンだった私はすぐに買った。以来多くの人に薦めて来たが、長女がまだ文字もろくに読めないと思われた保育園児のころ特に薦めもしなかったが一生懸命読んでいたのには驚いた(読んであげていたのか、小学校低学年になっていたか、はっきりとは覚えていないが)。
長女は何が気に入ったのか、この本を大きくなるまで何度も何度も読み返していた。「ボロボロになるまで」とはよく言ったもので、まさにハードカバーのその本がボロボロになって、表紙もはがれ、綴じていた糸もほつれ、背表紙もなくなり、よだれだかなんだかで紙の1枚1枚もとろけそうになって、ついにぞうきんのような形状になってしまったので、なくなく捨てた(と思う。手元にないので多分捨てたのでしょう、それともとろけて消えたのかな)。娘は内容も気に入ったのだろうがいわさきちひろの挿絵も気に入ったのにちがいない。この本をトットちゃんが書いたとき既にちひろさんは亡くなっていたが、この本のために描いたとしか思われない的確な挿絵が一話一話に挿入されている。そんな奇跡的なコラボが実現するんだなぁ・・・。
戦後最大のベストセラーだそうですが、その当時売れたというばかりではなく、現在でも新規読者を獲得して大いに売れているというから戦後最大のロングセラーでもありましょう。
この本は私の一生を変えたというより、もしかしたら長女の一生を変えたかもしれない、或は変えるかもしれない本だ、と思っているので、本が消えた日からいつか再購入しようと狙っていたのであります。自分は何をすべきか、人に何をしてあげるべきか、あれこれ悩んだらこの本を読むと良い、素直になれます。余計なことを考えなくて良いのだと分かります。原点に返れます。
というわけで、原点にかえんなくっちゃ(^^ゞ

八ヶ岳挽歌

「北八ツ彷徨」以来久々に見つけた山口耀久(やまぐちあきひさ)の本「八ヶ岳挽歌」
こりゃイイネ♪ 面白く、しかししみじみと読める。
「南八ツ」の記述が多く、私もよく知っている個所が随所に出てくる。棒道まで登場する。
八ヶ岳に点在する山小屋の由来やらオヤジ達の名前は、フムフムと興味深い。開発が進んだ北八ヶ岳を大非難している。ピラタスロープウエイなども一刀両断していて痛快。「おとぎり平」やら「狭霧苑地」などの思わせぶりな命名にも舌鋒鋭く言及。「北八ツ彷徨」を読んだ時には感じられなかった彼の登山の「先鋭的」な姿勢も妙に面白かった。そして自身の案外アンモラルなような言動もあえて記述してあって愉快。
八ヶ岳を骨の髄から好きでたまらないという感覚が伝わってくるが、開発の進んだ八ヶ岳は彼にとってはもう死んだも同然なのかもしれない。
「挽歌」とは「哀悼の歌」という意味だから・・・。

日本が土建国家になる前の時代に山に登った人だから、彼は幸せだったというべきだろう。私達は「便利」という両刃の剣を危うく使いながら、私たちなりの幸せな「八ヶ岳」を遊んでいる。

今の時代の「八ヶ岳彷徨」を誰かが著すとすれば一体どのような内容になるのか、読んでみたい。
私がもう少し「山男」であったなら、私が書いていたかもしれない・・・。

本読まなくちゃ

サイモン・シンの「宇宙創成」読了。一筋縄ではいかない科学の世界。常識や定理に対する科学者達の挑戦と敗北。その悪戦苦闘ぶりを余すところなく描いて目からウロコ落ちっぱなし。中学生の時大好きでよく読んだガモフも、実生活では悪趣味なオジサンだったらしいことが分かって面白かったデス。ビッグバンという言葉は、まだビッグバンと言う言葉がなかった時、その理論に反対する学者が「宇宙がそんなくだらん爆発=ビッグバンから始まったなんてばかげている」とやや嘲笑ぎみに使った言葉がそのまま使用されたのだというくだりも大変に面白かったデス。
で、本日本屋で購入したのは「暗号解読」Byサイモン・シンと歴史人12月号「天皇の謎と秘史」
本日ある方より「先代旧事本紀を見つけたけど¥8.000だって! 多賀さん買う?」と連絡が入った。う~むむと唸ってしばし黙考、結局あきらめました。その本は「ニギハヤイノミコト」に関する記述が多いと聞いているので、天皇との関係などもどうなっているか読みたいんだけどね。¥8.000じゃなあ~。
「坂の上の雲」もいろんな本がでていた。NHKの本は、真之の軍服姿がカッコいいですね。モックンが凛々しいです。思わず買う所だったが、我家には思い出深い文芸春秋の全六巻があるではないかと思いとどまった。何が思いで深いかって? ガハハ「坂の上の雲」とはまるで関係ない「青春のおもひで」です♪
「歌」はその時代を思い浮かべるとよく言うが、自分の本棚に並んでいる本を見るとその本を読んだ頃の時代が浮かんできます。本はやっぱり紙がいい。紙を本にして、それを書棚にしまっておく。少なくとも私の世代はそれを良しとしましょうよ。
さて、「暗号解読」を買ったものの、まだ枕元には幾つか読まねばならない本がる。あ~昨日二日酔いなんかしている場合じゃなかった(T_T) 柿も食べるのを忘れたし・・・。

思考実験

思考実験とは頭の中だけで行われる想像上の実験のこと。何故想像上なのかといえば、多くの場合現実の世界では実施できないプロセスが含まれているからです。たとえばこんなヤツ。「顔の前に手鏡を持ちながら、光りと同じ速度で突き進んだらどうなるだろうか(鏡に映る自分の顔はみえるのだろうか)」。 1896年、まだ16歳だったアインシュタインはそんな思考実験を行い、衝撃的な結論を得ました。
なんてネ♪、おもわせぶりですみません(~_~;) ネタバレはご法度ですので、この続きはご自分で確認してねっ。新潮文庫「宇宙創成・上巻」著者サイモン・シン¥629(税別)
いや~、本を読むって、ホントに素晴らしいッ。

で、なんで「本」って税別表示なの???