「例の場所」はすごかった

今年から「有料」でご案内を始めた「例の場所」、なかなかすごかった。数を数える術がないが、ざっと「数百匹蛍」はいたでしょう。さすがに何万何千とは言えないが、蛍で「数百」という数はもうほとんど「何万何千」と同じ世界だと思われます。
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3Dの立体世界を自由に飛翔する蛍たち。奥行きがすごく、高さもすごい。光りの軌跡で龍や柳や噴水を描くのがすごい。
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ただし、ここはそろそろ「閉店」間近。ここにヘイケは出そうもないから、次なる蛍出現の場所は、オオムラサキセンターのヘイケや大泉ビオトープのゲンジなどなどですね。数は大分少なくなりますけど北杜市の蛍はまだまだ楽しめます。
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今日の蛍

本日も「例の場所」の蛍君たちの様子を見に行きました。
今日はS氏が「暗視カメラ」(とでも言うのかな)を持参して参加し
さっそくブログにUPしてくれたのでそちらをリンクして
私の報告に代えます。
今晩は少し気温が低かったので昨日より少なかったようですが
しかし一目で100匹~200匹はいたでしょう。
明日は暑くなる予報なのでまたまた沢山でそうな予感がします。

久々にであった「蛍群舞」

蒸し暑かった一日。雨が降りそうで降らず、夜の空気はしっとりと湿り気を帯びて重い。
全てが蛍出現の為の条件。今晩は絶対出るッと確信を持ってお客様をご案内。
もう行く前からそわそわしている。
で、現場はご覧の通り。
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うひゃ~、いたいた♪ 想像通りとは言え、実際にいてくれると感激だ。
見事にシンクロして点滅していた。
しかも4拍子。
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歌うように、踊るように、誘うように、自在に浮遊する光りの点滅。

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滝のように流れ落ち、噴水のようにわきあがり、矢のように突き刺して飛ぶ蛍
なんと表現していいかわからない夢の様な空間は
自由な個々の魂の主張の場のようでもあり、全体が一つの世界のようでもあった。

よく海のイワシの群れがまるで一塊の生き物のように変幻自在に変化して泳ぐ姿が
TVで流れるが、
今日の蛍はそのようでもあった。

それでいて、見物客はほぼ私たちしかいない!
こんな贅沢な蛍見学はきっとない。

蛍前線 最新情報(6/16)

今日は池上彰さんの「そうだったのか」の日であります。私は大好きなのでついTVにかじりついてしまったが、おっといけない、今晩は蛍を見に行く日だった。あわてて外に出ると我家の玄関の先に三日月が西に沈もうとしていた。とてもきれい。よく目を凝らすと地球照も見えている。星も沢山でている。良い夜空だった。こりゃ出るぞ(というか、こういう星の晩は蛍にも出て欲しい、という単なる願いです)。
さっそく例のヒミツの場所に行くと先客あり。私の知っているK氏だった。「あれ多賀さん、こんな所まで見に来るの!?」といわれてしまった。そういうKさんこそと思ったが、すぐそこが自宅だといわれて納得。で、肝心のホタルは一目で約20匹。昨晩は数匹だったという情報を得ているので、いよいよ本格的なホタルの季節到来だ。次にオオムラサキセンターにまわったが何故か懐中電灯が切れて奥へ入れなかった。懐中電灯がなければ奥までいけないのですが、入り口付近のホタルはゼロ匹でした。次に秋葉ホタル公園へ。ここにもホタル見物客あり。例年だともう沢山出ているので、そろそろ見物人も期待して見にきているんだなぁ・・。今年は例年より出現が遅れている上に、今日はもう21:00を過ぎている。どうかなと思ったが、橋の上から一目で約5匹。20:00頃来ていればもう少しいただろう。ここで驚いたことは、この時間だと橋の上から上流を眺めると丁度正面にサソリ坐が浮かんでいるのだ♪ 木々が両側から迫っている狭い空間なのでサソリ座しかみえない。飛び交うホタルを喰らってやろうと狙っているかのような姿がとてもいい。星座と星の両方を楽しみながら眺めると一層ホタルの夜は楽しくなります。
次に大泉のビオトープに回った。到着は21:30頃になってしまったこともあって0匹。しかしそれより残念なことはビオトープに隣り合わせてナイター施設のあるグランドがあり、今日は煌々と照明をともして野球が行われていた。こりゃホタルに可哀相。公園内の木々が以前よりだいぶ成長して、照明からホタルたちを守る役目をしているが、まだまだ木々が足りないし、照明の威力が強大すぎる。
標高1000mの我家に帰ってくると、さすがに蛍の気配はまだないが、星は一段と冴え渡って、サソリ座の尻尾まではっきり確認できた。白鳥座も東に横たわって、空もいよいよ夏仕様。

さて、寄せられているホタル前線情報を公開いたしましょう。

●情報1
・いつ :2010年6月11日 20:00頃
・どこで:明野町正楽寺川の中央道付近
・何が :ゲンジボタル1匹

●情報2
・いつ :2010年6月12日 20:00頃
・どこで:明野町正楽寺川の中央道付近
・何が :ゲンジボタル3匹

●情報3
・いつ :2010年6月14日 21:30頃
・どこで:高根町上黒沢 旧JA甲農協付近の甲川
・何が :ゲンジボタル8匹

●情報4
・いつ :2010年6月14日 20:00頃
・どこで:長坂町塚川 二丁橋付近 鳩川
・何が :ゲンジボタル5匹

●情報5
・いつ :2010年6月14日 21:30頃
・どこで:高根町上黒沢 旧JA甲農協付近の甲川
・何が :ゲンジボタル8匹

●情報6
・いつ :2010年6月16日 20:40頃
・どこで:長坂町上条付近 宮川
・何が :ゲンジボタル20匹

●情報7
・いつ :2010年6月16日 21:05頃
・どこで:長坂町秋葉ホタル公園  
・何が :5匹

●情報8
・いつ :2010年6月16日 21:30頃
・どこで:大泉町ビオトープ  
・何が :0匹

目撃時間に差がありますが、原則として20:00~21:00の観測が好ましいです。
皆様の目撃情報をお寄せ下さい。

初蛍

本日午前中例の「限定ホタル観賞の夕べ」で使うコースの草刈りを皆で行いました。「今年はなにもかも遅いよね」「ホタルもまだ見てないよ」なんていう話をしながらしたのですが、本日のこの蒸し暑さ。ひょっとしたらと思い、夜、一人で様子を見に出かけました。
夜の現場は、朝と違ってちょっとコワイ。車の駐車スペースがないので、誰も通らないヤブの中の細い道を占領して置かせていただく。あえて懐中電灯を持たず歩き始める。歩き始めてすぐに「軽トラックでも切り返さないと渡れない橋」が川にかかっている。カエルの声が夜を支配。遠くの県道を走る車のヘッドライトが時折りあたりを薄明るく照らし出すのがかえって不気味。う~ん、やっぱりまだまだでないかなぁ、と思ったその時、草むらの上をふわふわと飛翔する光りを発見!(20:13)、いたいた♪ 1年ぶりに見る緑色がかった懐かしき源氏蛍が1匹、背の高い草むらの上をゆったりと点滅しながら舞いあがっては沈み、優雅に誘うように歌うように飛翔して、遠くへ消えていった。やったぁ!今年の初蛍発見だ。きっと彼はこのエリアで今年最初に羽化した蛍だ。蛍はその発生期間の早い時期にはオスの羽化が多く、後半になってメスの羽化率が高まる。一個の固体が産む卵からも、最初はオスばかりが発生し、後からメスが羽化する。不思議な傾向をしめすがこれは近親交配を避けるためだと考えられている。
従って、そのエリアで最初に飛ぶホタル達は皆オスであり、シーズンの最後まで残って飛ぶ「なごり蛍」は皆メスなのだ。メスはその人生の最後に「卵を産む」という仕事が待っているので、オスよりも長く生き残って卵を産みつけ滅んでいく。
で、今晩見たのは明らかに初ホタルのオス。彼はかわいそうに短い一生の間にきっとメスと出会えないだろう。メスはもうちょっとたたないと発生しないのだし、万一めぐり合えてもオス対メスは5対1くらいの比率なので、彼が結婚できる保障はない。いつもその季節の最初に出るホタルはまるで斥候か偵察部隊のようだ。「そろそろ出てもいいぞ」と皆に伝令を残して死んでいく。ホタルはいつみても「もののあはれ」を感ずるが、時に初蛍となごり蛍にはその感が強い。せめてその生を楽しめよ~と伝えたかったので蛍を呼ぶ歌を小さく歌ってみたが、この夜のその蛍は二度と姿を現さなかった。
帰りに「秋葉ホタル公園」に寄ってみた。ここはせっかくの「ホタル公園」だというのに何故か上の駐車場の街灯が園内に眩しく漏れる設計となっている。惜しい。ここはまだまだだろうと思いつつチェックしていると、お~、川の水面すれすれに揺れている光りがあった♪ ここでもたった1匹、状況を偵察している初蛍を発見できた(20:46) いつまで待っていても他に蛍は存在していないようだからやっぱり初蛍だ。発見できて嬉しいがどうにもあはれを誘う。おまえ寂しくないの、たった1匹でこの世に出てきて・・・と思っていると 何かがこちらを見ている気配がした。振り返ると橋の欄干にさっきまでなかったハズの白い物体が!?。スーパーのビニール袋がぶら下がっているようでもあり、赤ちゃんが座って(?)いるようでもある。むむ妖怪め、出たか、と思いつつ近寄ると、そいつはニュ~っと伸びて脚を4本出したかと思うと欄干から橋に飛び降りて、こちらの様子を伺いニタっと笑ったように見えた。白い毛の長い丸々太った猫だった。なんだこいつ、と近寄っても逃げもしない。こいつもホタル見物だったのか。おい、良かったな蛍君、今晩お前は私と猫に見られたぞ、と振り返れば蛍はもういない。前を向けば猫もいない。静かな公園に街灯の明りが急に煌々と降ってきた。化かされたような初蛍の夜。少し不思議な時間だった。しかし、いよいよここ長坂に蛍の季節はやってきたのだ。
今、角川書店の合本俳句歳時記を調べたら今晩の状況にぴったりの句が詠まれていてびっくり。
「初蛍 かなしきまでに 光るなり」-宋淵
「蛍よぶ 昔も今も 同じ唄」-立子
「髪長き 蛍もあらむ 夜はふけぬ」-鏡花

ホタルの現場から

家の近辺のホタル観察を続けて9年目。この数年は中だるみでチョットやる気をなくしてもいたのですが、最近、今年からまたマジメに報告を続けていこうかなと思うようになりました。というのは、私の家の周りのホタルは相変わらず激減につぐ激減で、もはや「蛍たちに明日はない」という状況なのですが、長坂町内の他の地域では実は増えているという情報が、あちこちから寄せられてきているのです。「少し増えてきた」という背景には、一時河川工事で全てコンクリート漬けにされてしまった町内の川に少しずつ土がたまり草が生えて、蛍が戻ってきたということと、下水道の完備によって廃水の川への流れ込みが減って、水質が改善されてきたという状況があるようです。もしそれがホントならうれしいじゃアリマセンカ、こりゃちょっとやる気を出して、状況を我が目で確認しなくちゃね、という気になったのであります(*^^)v

今日は北杜市リトリートの杜のコンシェルジュと研修生などが集まって、ホタルの観察地の現場を何箇所か見てまわりました。「ホタルの観察」ではなく「ホタル観察地」の観察です。従って昼間であります。「ホタル観察」は当然夜ですが、「観察地」の昼間の現状を知っておくことが大切です。
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今年は4月頃の天候不順で、花といい、実といい、虫といい、その成長が1週間から10日ほど遅れています。北杜市の名産ブルーベリーの成長も遅れ気味、ホタルの出現も例年より遅れていますが、今週末くらいから出始めるでしょう。そして北杜市のありがたい所は、市全体が八ヶ岳の広い裾野の斜面の上にあるので、標高差によってホタルの出現時期がずれてくれるのです。日野春(標高600m)あたりで6月下旬が最盛期とすれば、我家(小荒間標高1000m)の前では7月下旬が最盛期です。従って各地区を巡れば「最盛期」が1ケ月続くということになります。その前後(出始めから衰退期)まで含めると約2ケ月間、ホタルを楽しめることになります。
このように等高線に沿って上がってくるのを「桜前線」と同じように「ホタル前線」といいますが、他にもブルーベリー前線、サクランボ前線、新緑前線、紅葉前線(これは上から下がってきますが)など、長期間楽しめる「自然の恵み」が沢山あります。他の地域ではちょっと考えられない状況となっています♪ 単に「山麓にある標高差の大きい町」であるということではなくそれが「南麓」であるということがキーワードだろうと考えられます。

さて、今年の楽しみは地元の方から「1万匹はいるッ!」と太鼓判を押された某所。私はまだ信じられずマユにツバをつけて季節を待ち構えていますが、もうあと少しで結論が出ます。もしそこがホントにホタル1万匹の群生地だったらどうしましょう? その場所をここで発表するわけにはいきません。とても危険なところなので、夜などホタルの明りに誘われて簡単に川に落ちてしまうような立地です。なので、「宿泊者に限り案内をします」というプログラムを設けました。気になる方は是非我家に泊まって(~_~;)現地をご確認下さい。