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とんぼよ

秋晴れと言っていい日がやっと二日続いた。
八ケ岳に棲む龍は三つ頭を根城としているらしいので、
今朝はちょっとその方面を眺めてみた。
青竜なので、空が青い日は喜んでいるはずなんですけどね・・・
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白くザレた谷筋が三つ頭山頂の東西からVの字に走り下りているが、
どうもあのあたりがアヤシイとにらんでおるのですよウフフ(^_^.)
元気かい、青竜ちゃん(*^^)v

ま、それはともかく
しばらく山を眺めてウロウロしていたら次々にトンボが視野に入ってきた。う~む、
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夏の英雄オニヤンマを見ないうちに、出たな雑魚め! といっては彼らに失礼だが、
オニヤンマを見ないうちは夏はおわらないんだと自分にいいきかせているのですよ・・・。
が、秋の花粉症もでちゃったし(T_T)もういいか、夏をあきらめよう。
先日クモに喰われるトンボの写真を面白半分にUPしちゃったからな、今日はきっと
トンボが「もっとマジメに俺たちと付き合え」と言いに来たのだろうと思って
熱心にトンボの生き生きとした場面を撮ってあげることにしました
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といっても、やっぱり止まっているところしか撮れませんけどね。
あれ、トンボって止まるときに羽を水平にする場合と
前に押し出すように曲げて止まる時とあるんだ・・。

しかも垂直に立った茎や穂の先端にしか止まらない。水平の枝やなにかに止まっているのをなかなか見ないが、どうしてだろう。脚の仕組みがそうなっているからだろうが、どうしてそう進化したんだろう。いろいろ考えられるがあれ、まてよ、トンボって電線に止まっていなかったっけ?? ありゃ水平だよね。う~むむ、明日確認してみよっと。
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とんぼの目玉に映っているのは穂の中の小さな虫けらか、それとも360度の青空か。
夕方、茜色の目玉を撮ってやろうと思っていたが、空が茜にならなかった。
またあした。
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初音覚書

先週の月曜日(5/16)小淵沢でカッコーを聞いた。5/18清里でカッコーを聞いた。5/19小荒間でカッコーを聞いた。初音というのはたまたまその時その場所で自分が聴いたに過ぎなく、本当はもっと前から鳴いていたかもしれない。が、一応の目安。お田植えも始まっている。カッコーが鳴く頃お田植えが始まると覚えておくことにした。いつの間にか私は春の花粉症が治っていた。お田植えが始まる頃花粉症が消えると覚えておくことにした。そしてそろそろホタル観察の準備。今年も数件「ホタル情報はまだですか」と問合せがきました。そうですね、ホタルの出現そのものはまだですが、情報はそろそろ更新してUPしておかないとね。というわけで、今年もそろそろ始めます「八ヶ岳ホタル通信
ちなみに、この1週間ほどコナシの花が綺麗だった。まだまだ綺麗でしょう。つつじの花の咲く頃、森の中の光景は奇跡的な美しさとなります。緑一色の森の中につつじの紅色が視線の高さにくっきりと浮かび上がっています。少し視線をあげるとそこにはコナシの白い花が。つつじの紅との対比が緑の中でとても鮮やかです。雨の日はさらなり。林床のミヤコザサまでコロコロゆれて光って、いまにも妖精が顔をだしそう。美し森周辺に広がるツツジとコナシの森の中の小道は「妖精の道」と呼ばれています。人間以外の生き物、特に植物は雨に濡れると生き生きと輝き始めるようですね。
いい季節です。

雉の鳴く季節

近頃キジの鳴く声がうるさいゾッ。朝っぱら(といっても8:00頃)からクエックエッ~としきりに騒いでおります。もう2週間くらい前からだろうか。声は昔から「けんけん」と鳴くように言われてますがどうもそのようには聞こえません。しかし「クエックエ~」と書いたのでは文字面から「ニワトリ」の声と思われてしまう。なので「けんけん」と書くことにしたのだろうと思われますが諸賢のお考えは?・・・。
で、あんまりウルサイのできっと近所に巣があるのだろうと家の周りを探してみることに。するとあらららご丁寧にも向こうからキジさんが。なんと運がいいんでしょ。キジに会いたいと思って外に出たら向こうからキジが来るなんて(^_^)v ま、それだけ我家がイナカにあるっていうことなんでしょうね・・・。下の写真分かります?画面左下です。我家の玄関から歩いて10秒のところです。
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アップで写真を撮らなくちゃと思い、「ほろほろ」と鳴き声のまねをしながらゆっくりと近づいていきました。なんで「ほろほろ」という声を出しながら近づいたのかは自分でも気がつきませんでしたが、今になって考えてみると「けんもほろろ」という言葉が浮かんだんだと思います・・・。
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キジは春から初夏にかけてが繁殖期なので、現在大声で雌を捜し歩いているのだと思われます。縄張りも主張してるんでしょうね。大変ですねえ動物の雄たちは。私も動物界の雄ですが、何故か雌の方から寄ってきましたからってイテッ(T_T)
「草原性の鳥で一夫多妻」と聞いたことがありますが、草原が減ってきている現在、一夫多妻制を維持する草原が確保できない為、一夫一妻制に甘んじて(?)いるキジも増えたとか。いやはや、やっぱり動物たちは大変です。
このキジは間違いなく我家から半径30秒以内のところに巣を造っていると考えられますが、あえて巣を探すことをやめました。卵が孵るのを楽しみに、それまで鳴き声を楽しむことにしましょう。今日は地に雉、空に鶯(の声)を同時に確認してなかなか良い日でありました。あと1ヶ月もすればカッコウの声も聞こえるでしょう。標高1000mの当館前の桜はまだつぼみですが、春の声は既に里に満ちてきております。よいGWを迎えられそうです。