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遠い飲み屋

ここ数日の間に一気に紅葉がすすんだ八ヶ岳。
編笠山登山を予定していた昨日(10/28)はタイミングよく台風一過、すっかり洗われて青く澄んだ空気の中に、紅葉がくっきりと浮かび上がる最高の日となった。
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紅葉の間から富士山も見えて歓声があがった。
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紅葉のトンネルが続く樹林地帯。もうこれだけでも満足だ。
「女心と秋の空」とは一体誰が言ったのだろうか。今日は一日中高く青い「秋の空」が続いた。
陽射しは穏やかで風も吹かず、一片の雲も現われなかった。
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もしここから飛びだせば本州中部に位置する日本の名だたる名峰の全ての上を飛翔することができる。飛び出さなくともそのような浮遊感、高度感をたっぷり味わうことのできる山が編笠である。
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座っていないと飛んで行ってしまいそうなので、落ち着いて座ってランチタイムとする。
紅葉と白い山を同時に見られるなんて幸せだ。
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冠雪の赤岳、阿弥陀岳の迫力ある勇姿を眼の前に見ながら食べるオニギリはスコブル旨い。
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八ヶ岳ブルーと呼ばれる青い空にダケカンバの白い幹と黄葉が映えていた。
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帰路もずっと黄葉の道が続いて、最後まで満足の編笠山だった。
今日のメンバーに「山は初めて」という小学生もいたが、多分彼は「また山に行きたい病」にかかってしまったと思われる。こんな日が初登山だったなんて、きっと彼の人生を少し変えてしまったに違いない。かつて小学3年生の時に同じような体験をした男の子は今、大人になって八ヶ岳で山小屋の様なペンションのオーナーとなっている。
お、そうだ、オマケの写真をつけなくちゃ、これはお馴染み編笠山の青年小屋
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提灯の「遠い飲み屋」がなんともいえぬ味を出している。
その男の子の本当の夢はこういうような宿の経営だったのだ・・・。
編笠山の秋。
いろいろなことをしみじみと堪能した一日に感謝。
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