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飯盛山

本日は20名と飯盛山ハイキング。天気は良くなかったが奇跡的に眺望は良く、八ケ岳、鳳凰三山などの南アルプス、御坂山塊、富士山、甲武信岳・金峰山などの秩父連山、浅間山などなど、360度の山々がすべて青く幻想的にグルリと眺められた上に風もなく、山頂でゆっくりと弁当も食べることができて、みなさん大満足の山行となりました。「たたなづくあおがき」とはこのことかと思わせる山行でもありました♪
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今日は「婚活登山」ではありませんが、飯盛山が「縁むすびの山」であることを紹介しました。この山はどこからも三角形に握ったおむすびの形に見えます。昔はおむすびと言えば基本は「塩むすび」でしたが、これを「えんむすび」と読んで、縁起の良い山としたのです。
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木賊峠越しに富士山が浮かんでいます。
反対側には八ヶ岳連峰が横たわっていました。
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明治時代、日本に来たドイツのナウマン博士は、ここから釜無川の向こうに屏風のように立ち上がって続く南アルプス連峰を見て驚き、フォッサマグナを発見しました。
南アルプスの山麓には時々写真のように(ほんとはもっとハッキリと)横にたなびく雲が発生します。釜無川上空に発生する雲でもあるので、自然観察家の田中智さんが「釜無雲」と名付けています。
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山頂で食べるおむすび。この世の美味いものベストスリーの一つです。
この山に老登山家などをお連れすると360度に展開する「過ぎし日の山々」を、味わうように慈しむように、ゆっくりと楽しみながらおむすびを食べられる姿に、こちらが感動します。
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実は本日は「清里フットパス」のモニタリングツアーなのでした。
往復約5キロの標高1643mのコースは登山のようなハイキングのような散歩のような、人によって評価は分かれるでしょうが、物語も多く、フットパスのような歩き方もできる多様性多面性に富んだコースでもあります。であればこそ昔から小学生の遠足にも大人の逍遥にも耐えて人気なのです。「何度歩いてもその都度新発見がある」というのが私の「道」に対する評価の一つですが、ここは、その評価にも応えています。
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今日はこの道の「道守」渡辺さんと歩きました。
みなさん清里・八ヶ岳周辺を歩くときは、道守に声をかけてください。
一緒に歩けば、楽しさが倍増すること請け合いです。
間もなくこの地には15人の道守が誕生します。
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