縄文時代の八ヶ岳

長く留守してるとどうしても広告が出て来るね。無料サイトだから仕方ないか。という訳で、今日はコピペですみません、といっても自分が他に書いた記事だから許してね。

今回は「八ヶ岳の縄文時代と神話考」
  ~記紀に描かれた「黄泉の国」は、八ヶ岳の地下のことだった!~

縄文時代の八ヶ岳山麓といえば近頃は「今から4~5千年前、日本列島で最も
栄えた地域である」と誰でも知っている(かな^^?)。「縄文のビーナス」と
命名され後に国宝とされる土偶が出土した「尖石(とがりいし)遺跡」を始め、
八ヶ岳縄文考古学の先駆者藤森栄一が「縄文農耕論」を唱えるきっかけとなった
「井戸尻遺跡」、諏訪社の成り立ちを考える上で貴重な「阿久遺跡」、標高1300m
と全国最高地の縄文遺跡として知られる「大深山(おおみやま)遺跡」、縄文晩期の
祭祀場とされる配石遺構が保存されている「金生遺跡」等、枚挙にいとまがありま
せん。さて、縄文ファンの皆様なら既にご存知のように、遺跡から出土した土偶や
土器にはいずれも謎めいた文様や形状が施されていて、それらがどうやら古事記や
日本書紀に書かれた神話時代の物語を表現しているらしいのですね。多くの学者達
が唱えています。
その説を傍証する出土物は、例えばちぎられて埋められた土偶が、スサノオに殺され
ばらばらにされたオオゲツヒメの物語にあてはまる等、幾つもあるのですが、今回こ
こでは「香炉型土器(釣手土器)」を取り上げたいと思います。
香炉型土器とはどんなものか、まずは写真1をご覧下さい。
香炉型土器1
八ヶ岳を中心とした長野県や山梨県で幾つも出土していますが、どうみても古代のランプです。
内壁のただれ具合や煤の付着等からもそのようにされて比定されています。大きく開いた窓は
周囲の文様等から女性の陰部であるとされています。陰部から炎が舞い上るという形状か
ら、沢山の神々を産んだイザナミが最後に火の神カグツチを産んだことを表現してい
ると推測されています。
火に陰部を焼かれてイザナミは死んで黄泉の国にいってしまうのですが、
写真2をご覧下さい。
香炉型土器2
この土器の表と裏です。表に比べてなんとおどろおどろしい形状でしょう。
髑髏のようにも思えます。この様な表現は他の香炉型土器にも見られます。
写真3はその一例です。
香炉型土器3
イザナミを追いかけて黄泉の国に行ったイザナギが見たのは、醜くく恐ろしいイザナ
ミの姿でした。この土器の裏面は黄泉の国のイザナミを表現しているのです(冥界分
離神話と言います)。これが井戸尻遺跡から出土したことに重大な意味があると私は
考えています。
小淵沢には八ヶ岳の地下こそ記紀に表現された「黄泉の国」であると唱える郷土史家
がおられますが、この土器が八ヶ岳から出土したことによっても証明(?)されたの
ではないかと、私は思うのです・・・。

古事記、日本書紀といえば8世紀に完成したものです。それら記紀の内容を縄文土器
に表現したということになると順序が逆なので、縄文時代には既に記紀に表現されて
いる神話が当時の人々に信じられていたという事になります。イザナミ、イザナギ、
カグツチ等の神々がどの様に誕生していったのか、文字もない(と考えられていま
す)時代に、どの様に伝えられていったのか。そしてもし記紀の神話時代の数々の
物語が、八ヶ岳山麓に居住していたた縄文時代の人々の信仰生活によって形作られ
ていったとすれば・・・。
と想像することで、私の八ヶ岳生活はますます楽しく豊かになっていくのです♪

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