94歳

94歳で父が老衰で大往生。祝福すべき死とはこういうことだ。一応入院はしたのだが、医者に「老衰は病気ではありませんから」と追い出されるくらい病気とは無縁の人だった。しかしいくら病気と無縁でも老衰は仕方がない。2010年11月7日、充分に生きて無事に写真の人となった。父を支えてきて下さった多くの方々に感謝いたします。有難うございました。
我家で10年間一人だった母の写真の横にやっと父の写真が並んだ。母は迷惑か喜んでいるかしらないが、かの国はいさかいがない国と聞いているので、平安にやってくれるだろう。母の時と同じく「家族葬」で送った。
葬儀から帰ってきたら偶然にも友人の母堂も逝去されたとの知らせがあった。「密葬」で送るとのこと。我が父もかの母も大往生で安らかであったというのが有難い。安らかな死は生きている人をも安らかにする。
ところで家族葬と密葬は同じものだと思っていたらやや異なるそうだ。最近は「直送」「自由葬」なんてのもあって、私には何が何だか分かりませぬ。ま、どちらにしても気心のしれた者だけで気兼ねなくお別れの時間を過ごすというのが良いのでしょう。若い時分に葬儀などに出席すると、どこの誰だか全くわからぬオジサンやオバーサンなどが大勢いて、それがとても気が落ち着かぬコトだった。私はもう充分大人になってしまったので仮に親戚知人大勢集まっても誰が誰だか見当がつくが、気がつけばワケのワカラぬおじさんもオバーサンも既にほとんど亡くなってしまっているのだった。そろそろ私自身が若者から「誰だかワカランチンのおじさん」と見られる立場になってきている事実にタメイキ。やれやれ世の中は何事も順番で順送り。「順」の字が使えているうちは「安泰」だと考えるほかはない。
通夜の席で一番上の姪の結婚が発表された。年下の姪や甥が結婚しているので、これは「順」ではなかったので「安泰」ではなかったが(~_~;)めでたいことだ。棺桶を前にして「おめでとう」なんて笑っている葬儀はなかなか良い。生前に聞かせてやりたかったが、そんなことを言ってはキリがない。まだまだ孫もいるしひ孫もいる。この辺にして、後の吉報は母と二人で天国でニコニコと聞いているのが絵的にも良いように思った。
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コメント

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ペアハットの食堂で、みんなの話をニコニコ聞いていたのを思い出します。
ご冥福をお祈りいたします。

まだ一度もお会いした事はありませんでしたが、多賀さんのお話に事或るごとに登場なさっていたので、いつかお会いしてみたいと思っておりました。
ご冥福をお祈りいたします。

なおさん、ケンシロウさん
ありがとうございます。
UFOの話にのってくれる父でした(~_~;)