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美しい風景を求めて

「八ヶ岳南麓風景街道」という会で国交省のプロジェクトに参加している。簡単に説明すると、国県市&市民が一体となって良い風景を作ろうというプロジェクトだ。
今日は私達と同じく「風景街道の会」を立ち上げている長野県飯山市に視察にでかけた。
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報告したいことは沢山あるが、明日も早いので1枚の写真をUPしておこう。
この1枚は飯山市の「風景をよくする取り組み」を如実に語っています。
fuukei2.jpg
といってもハハハ、夕景の写真では何も見えないじゃありませんかこりゃ失礼しました。
しかしですね、この場所から実際に肉眼で見えたことを幾つか報告いたしますと、画面中央を流れる川は千曲川です。千曲川もここまでくるとすっかり大河の趣があります。水量も豊富で悠々と流れていますが、増水で被害にあったこともたびたびであったとか。そんな川であるにも関わらず、なんと護岸にコンクリートの姿が見えません。景観保護の立場から特殊な工事を行ない、護岸に草木を植えて自然護岸に見せているのです。しかも辺りには余計な看板、ガードレール、交通標識等、ほとんどありません。「菜の花公園」と呼ばれるこの丘からは見渡す限り人工物は平野部に並ぶ家並みのみ。私が知っている昭和30年代の日本、田舎の原風景、とでもいうべき姿がそこには残っていました、いや、「残っていた」のではなく、「キチンと再生」させていたのです。感激の風景です。
左の小高い山は斑尾山。そこから夕日が沈んでいる山なみを辿って画面のはるか右までおよそ80キロの尾根には「信越トレイル」が続いています。このトレイルも使われなくなった山、誰も手入れしなくなった山林を保護しようと始めたのがきっかけとか。この物語も語れば長い。
私達が立っているのは「菜の花の丘」といって唱歌の父「高野辰之」作詞「おぼろ月夜」の舞台となった場所だそうです。写真で見る範囲のすべてが春には菜の花で一杯になります。飯山市は「高野辰之」ゆかりの地でもあるので、郷土の偉人にちなんだ「菜の花まつり」というのもココで行なわれるそうです。
んでもって千曲川でカヤックツアーができる場所も発見しちゃったもんネ、ってアレ?視察報告に関係ない?イエイエあるのです。ま、それはオイオイ報告することにして。
飯山市の職員の方々や信越トレイルクラブの顧問等と意見交換会なども行ない大変有意義でした。お話を伺う限り「景観形成事業」というのは一朝一夕には出来ず、長い戦いの歴史を積み重ねつつ、一歩一歩あゆんで行かねばならないという現実もまた知ってしまったのでした。イッツァ ロ~ング ウエ~イ。しかし飯山市はそれを今見事にやりきろうとしている。多くの関係者に共通認識を持たせることに成功しつつある。我々も、地道に、粘り強く、できることから、やっていきましょうと密かに誓ったのでした。
お、そうだ、お昼を食べに偶然入った和食屋で「郷土を愛するご主人の郷土の料理」とでもいうべき「伝統の蕎麦」と、めぐり合ってしまったがこれも感激。旅はこういうことが楽しい。その報告はまた後日。いろいろ収穫の多い視察だった。
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コメント

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お疲れ様でした

今回は色々収穫がありましたね。
良い視察が出来ました。
私も記事にしましたので、トラバ送らせていただきます。

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長野県飯山市へ行きました

10月3日、八ヶ岳南麓風景街道の会の長野県飯山市への視察に参加してきました。お隣の長野県とは言っても新潟県境に近いので、あの広大な長野県を南北に縦断することになり、日帰りとしては結構遠かったですね。(笑現地での時間が少々短かくて残念でしたが、大変良い視察で