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読書の秋

最近の再読本
「剣岳 点の記」 新田次郎
 いいね、新田次郎は。点の記とは三角点を設置する測量官の報告日記のこと。日本の山の開山はたいがい修験者か測量官ということになっているらしい。未踏峰の山に三角点を設置する苦労は筆舌に尽くしがたいもののようだが、その山が剣岳ともなると又ひとしおだ。日本に誕生したばかりの「山岳会」と競争のように剣岳初登頂に挑む姿は手に汗握る。読むべし。
「山本勘助」 平山 優
 平山優はまだ40代のはずだが、武田家の歴史を書かせたら右に出るものはいない。新事実を発掘し、旧来の俗説を臆することなくスッパリと斬る理論の切れ味が見事。この本でも山本勘助についての俗説をスッパリと斬っていて痛快。お薦め。
さて、つい最近本屋に行った。そこで目にしたものは
「バカとは何か」 和田秀樹
これは面白い。立ち読みでパラパラと読んで思わず笑ってしまった個所が幾つかあり、即購入。
最近世の中に「バカ」が多く見られるようになったが、彼らのどこが「バカ」なのか、この本はやさしく教えてくれる。一口に「バカ」といっても奥が深い。「バカは治る立場から書いた」というのがまた良い。
私の好きな「全国アホ・バカ分布」に言及しているのも気に入った。また、これも私の好きな「新明解国語辞典」をひきあいに出して「バカ」を説明させているのもよろしい。新解さんによる「バカ」とは次のようなものである。「記憶力・理解力の鈍さが常識を超える様子。また、そうとしか言いようの無い人。人をののしる時に最も普通に使うが、公の席で使うと刺激が強すぎることが有る。また、身近の存在に対して親しみを込めて使うことも有る、例--(女性語で、相手に甘える時の言い方)
ハハ、いいでしょ。女性に「バカ、バカ」なんていわれるとその女性がいとしくなってハンドバックの一つも買ってあげたくなるじゃありませんか、って、え? ならない? まあいいや。
まだ全部読んでいないのでお薦めかどうかは不明。
ところで月刊雑誌「ムー」は廃刊になったのでしょうか? 本屋さんに無かったけど・・・。八ヶ岳に来て以来「東スポ」が手に入らないので、たまに「ムー」を購入して「東スポ」的愉快感を味わうのがたまらなかったのですけどね。
「美しい国へ」 安部晋三
部屋を掃除していたら出てきた。1回読んだが「おっ、そうそう」と膝を打つところがない。それなりに安部節を披露しているが迫力と説得力がない。「なるほどね」と理解はするが「共感」まではいかない。ちょっとフシギな本だ。これは持っていれば将来珍本稀本として高価に売れるかもしれない。20年後神田の古本屋で5万くらいで取引されることを祈りつつ、子供らのために廃棄処分しないで「美しい」ままで保存しておくことにしよう。私は帯やカバーは捨てる派だが、この本だけは何故か帯を捨てずにとってあった。
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コメント

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あの雪渓を・・・

 「剣岳・点の記」、読みました! 新田次郎さんは作家になる前、気象庁にお勤めだっただけに、どの作品も素晴らしいですね。

「剣岳・点の記」映画化

「剣岳・点の記」が映画化さらました。放映されれば、是非に見に行きたいです。新田次郎の本、山に励んでいたとき、欠かさず読んでいました。

「ムー」は元気

学研発行の「ムー」はただいま10月号発売中です。
http://www.gakken.co.jp/mu/

僕はムーではなく、高○コース愛読でしたが、これはかなり前に廃刊ですね。

けーたさんも

新田次郎ファンだったのですね
私は本格的な山はやりませんが
新田次郎を読むと、その山のことも
その山を登る人たちのことも
分かるような気がして
山にも山男にも共感が湧いてきます。
新田次郎の本には、山をやらない人たちにも、山と山男のことを伝える筆力がありますね。

映画化!

源六郎さん、それはビッグニュースです♪ で、まだ上映されていないのですか? ということはつい最近撮影があったということですね。知らなかったなぁ・・・。必ず見に行きます。

ムー健在

野牛さん、ありがとうございました
ムーは不滅ですね。
10月号をHPでみさせていただきました
相変わらずトバシテますね♪
嬉しい限りです。
さっそく本屋に行って来ます。

「剣岳・点の記」映画化決定

ありがとうございます

源六郎さん、映画の詳細情報ありがとうございます
最近あまり映画もテレビドラマも見ないのですが、中村トオルは知っています。他の俳優のことはまるで知りませんのでバランスがどうか分かりませんが、なんだか楽しみではありますね。
まだ公開は先のようですが、きっと話題になるでしょう。