フットパス楽校 須玉町・津金周辺の巻

■実施日2012年5月10日(木)晴れ
「フットパスガイド養成座実践編」第7回・開催
■本日の参加者 14名
1)多賀(八ヶ岳歩こう会)2)五味(五味五感企画)3)白倉(大門ダム)
4)中川(なかアウトドアーズ)5)土橋(塩川ダム)6)竹内(自然クラブ)
7)三井(ヒュッテ・グーテライゼ)8)進藤(歩こう会)9)山木(リトリート)
10)高橋(丘の公園)11)菊池(ペンションシェムニ)・12)高木(清里駅前あおぞら)
13)14)宮井ご夫妻(清里駅前あおぞら)
■本日の講師
・多賀・五味
■本日のコース
・須玉編 三代校舎~津金集落周辺 5.3km
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今日は私多賀がガイドしましたが、本番は五味愛美さんの担当としました。
■時間
 9:30~12:30
■本日の9コマ漫画「ガイドとして知っておくべき北杜市シリーズ」
 シンボル編
 市の花や市の木など、北杜市のガイドとして知っておくべき知識を網羅しました。
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■報告
集合場所は高根「おいしい学校」駐車場です。
9:00に集合して参加者名前記入、挨拶、ストレッチなどを済ませ、イザ出発、の前に、お手洗いをお借りしようと玄関に入ろうとすると、あれ?なんかみんな下を向いています? 右端の人は壁に向ってカメラを構えています??何かいるのかな?
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これです!!!
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毛虫クンです。山里は今、こういうコ達が、道路を横断してウロウロしている真っ最中です。多分「さなぎになるのに最も安全な場所」を探してウロウロしているのでしょう。車にひかれたり鳥に捕食されたり、命がけの行動です。いずれは綺麗な蝶になるのでしょうが、ある調査によると、このような蝶類の卵が幼虫になり蛹になって羽化して成虫になれる確率は2%にも満たないのだそうです、アーメン。
さて、私たちもウロウロと歩き始めます。何%がガイドになってくれるのでしょうか(^_^.)
歩き始めてすぐに作業中のオジサンに遭遇しました、右端の方です。
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旧須玉町で議長までやった元議員さんでした。このあたりの歴史にも詳しく、作業の手を休めて、いろいろと教えてくれました。里歩きは人との出会いが楽しいですね。

立派な道路の脇を覗き込むとこんな水路がありました。
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道路ができる前はおそらく土を掘って石垣で補強した「堰」だったのでしょう。下流に位置する村々までいかに水路を繋げてバトンタッチしていくかが、人々の知恵でもあり、ケンカの種でもありました。そんな雑談をしながら歩いていると、おや? 巨大な竹箒が??
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デイラ坊の忘れ物かと思いきや「2011ほうきプロジェクト」というアートフェスティバルの作品なのでした(@_@;) おもしろいプロジェクトだなぁ。しかし今年(2012)はやらないのかな? 箒にまたがっているヒトは多分皆が知っているあのカタです。顔を出しても良かったのですが、アート作品にまたがるという無礼を働いているので、ちょっとボカしてみました(^_^.)

それにしても里は初夏の空気。山々は若葉に彩られ、美空にはヒバリが囀り、そこここに田植えの準備が。
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最初「なんで農家の庭先で芝生を養生してるんだろう」と思ってしまいましたが、よく見たら「稲苗」でした。間もなく五月雨のそそぐ山田に早乙女が裳裾ぬらして玉苗植うる夏が来るのです♪

古民家が再生されていました。
「なかや」再生のものがたりには一人の郵便局員の思いと人生がかけられていましたが、そのお話しはまた別の機会に。
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なんの変哲もない山里に、無数の物語と史跡が隠れています。
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「天狗神社」の陰にひっそりと置かれていた不思議な造形のカラフルな物体の物語も面白い。
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「物体」の右に置かれた「額」にこの「物体」の正体が描かれています。ガラスが反射してみえませんが、おおむね下の写真のような「人物象」でした。
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貴人が桑の枝を持って雲に乗っています。「蚕神」です。養蚕の盛んな各地に「蚕玉(こだま)大神」やら「蚕玉神」「蚕魂神」などと書かれた「文字碑」が多く建立されています。道祖神の一種です。上の石仏の写真は「文字」ではなく「蚕神の姿を掘った道祖神」です。
カラフルな不思議な造形はもとは「蚕神」の木像でした。おそらく全国でもめずらしい木像だったと思われます。ある年、この木像の目から蜂が入り込み像の中に巣を造った。その巣の中の蜂蜜を狙って熊が襲い、木像をこのように壊してしまったのだと、ちょうどその場に居合わせたお爺さんから話を伺うことができました。

いや~、今日は出会うオジサンやお爺さんが皆さん素敵で、一生懸命地域の物語をしてくださる。ので、ちっとも前に進みません^_^;、でもそれがフットパスの醍醐味です。

このオジサンも楽しかった。このオジサンは村の「木製掲示板」を修理していたのです! オジサンの右にあるのがその「掲示板」です。「もう使わねぇからなぁ、どうすっかなあ」と言いながらたのしそうに仕事をされておりました。
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その先に道祖神があるが、そっから向こうが「御所」でこっちが「和田」だ。と教えてくれました。な~るほど、道祖神ってのはやっぱりちゃんと村の辻にたっているのですね、で、見に行くと・・・
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ちゃんと注連縄が張ってありました。よく見ると女性を思わせる石が備えられていました。ま、よくあるといえばよくあるのですが、普通は男根が祀られている場合の方が多いと思われます。何か御利益が違うのかな?

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この寺に保管されている「リヤカー式霊柩車」を見ては驚き

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マンホールの図柄を品定めしては立ち止まり、などしているから、ほんとうに先に進みません。
リーダーはこういうことも十分考慮して時間配分を決めなければいけません。
楽しんでいるのに「さ、はやくはやく、時間がない」などといって急かせることが、なるべく無いようにしたいものです。

こんな階段も昇ります。286段ありました。
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階段の頂上にあるのは秋葉神社です。大黒天や秋葉尊など多数の神様たちが裏山に祀られている不思議な山でした。
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歩けば歩くほど不思議なモノに出くわす「津金」地区ですが、今日の目玉は「鏝絵」だったのです。
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この地区の「鏝絵再生物語」にも一人の重要人物が登場するのですが、いつかこの地区の「道守」と歩いた時に直截お聞きください<(_ _)> 書いても書いても書き足りない物語が津金には埋まっています。
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こんな屋敷のある里山を
歩いてみたいと思いませんか?、おまちしています♪
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そして
本日のもう一つの目玉は「油屋商店」
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ここを見事に再生させた石川さんの物語もまた興味深い。
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ガラス戸を背にしてお話をされているのが石川さん。
「油屋」の名の通り、いつでもここに油を売りに来てください、というコンセプトの空間です。
食事もだしますが、それがメインの空間ではありません、ということでした。
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ものすご~く選び抜いた素材を、丁寧に調理して、美味しく食べさせる・・。そんなことが感じられたランチでした。彼女が何者か、ここはどういう所か、興味を持った方は直接行って見てください。

須玉・津金周辺は「不思議一杯」「魅力一杯」な「物語に満ちた」山里でした。ぶらぶら散歩には絶対のお奨めエリアです。
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