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ラップ療法

ロードレーサーを4台搭載してきたご家族。ルイガノもあるじゃないですか。
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おっと、今日は自転車の話ではありません。中学生の娘さんが自転車で転倒し擦り剥いて、見た目にかなりの傷をおいつつ我家まで走って来た。私があわてて絆創膏やら消毒液やらを用意していると、お父さんは娘にむかって「セロテープでもはっておきな」と軽く言うのでした。

「セロテープだと剥がすとき痛いから、サランラップでいいか」とまたもや軽いジャブを飛ばして娘を笑わせようとしている、ように私には見えたのです。が、実はこれは冗談ではなく、どうやら真剣なオハナシ。娘も「そうだね」といわんばかりに黙ってうなづいている。私が「え~っ!、そんなんでいいんですかぁ~?」と疑うように聞くと、横から母親が「このヒトは医者ですから、大丈夫です」と笑ってフォローするではありませんか。
で、落ち着いて医者の話をきけば、真実は下記の如し。本日またもや目からウロコが落ちてしまったのです。
そもそもすり傷程度で消毒薬など使わないのが今の医学の常識。消毒薬は再生しようとする細胞まで殺してしまうので百害あって一利なし。水洗いで充分なのだそうだ。一番分かりやすい例でたとえると(汚い話で恐縮だが)大腸癌などで大腸の手術した後などでも一切消毒をしないで縫合する。大腸には排泄物寸前の汚いものが詰まっているので消毒してもしきれないし、消毒する必要もないことが経験上分かっている。ヒトのもつ自然治癒力とはそういうものだそうです。
なぜ絆創膏はダメかというと、傷口を乾燥させてしまうからだそうです。えっ~?私は「傷口は乾燥させろ」と習ったような気がするのですが・・・、と言ったら「昔はそうでしたが今は乾燥させないのです」とキッパリ。つまり、再生しようとするみずみずしい細胞を乾燥から守ることが大事だというのです。バンドエイドやガーゼなどを患部にあてると、傷口再生のために体内から染み出てきた液がガーゼなどにに吸い取られてしまって、治りが遅くなる、というのであります。へ~~~っ!!
これを「うるおい療法(湿潤療法」といい、「ラップ療法」ともいうのだそうで、今や医学の主流なんだそうです。台所で使うラップは食品を乾燥から守り、常にその食材の新鮮さを保っております。そのラップをケガの治療に使いなさい、というのですから、いや~、世の中変ったもんだ。
ちなみに「ラップ療法」で検索すると沢山そのようなことが出てきますが、私が一番読みやすく、その先生と同じことが書いてあったのがこの記事です。

しかしこの話には笑えないオチがついております。
その先生いわく、「セロテープやサランラップでは保険の請求が出来ないんで、すべてタダなんですよ~。儲からないんで困ってます」ということでした。

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コメント

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へへー。
なーんだラップとワセリンとテープならば携行に便利だなー。

水洗いできない場合は、とりあえずの処置としてバンドエイドで止血しておくのもよいということですが、家などに帰ったらラップ療法で、ということらしいです。

へ~、初耳です。
職場で言ってみます。

ラップ療法

はい、ラップ療法発言主です。ちょっと補足しておきますと、セロテープは開いてしまった傷口をよせる(皮を閉じるイメージです)ためにはります。セロテープよりも幅5mmくらいの紙ばんそうこうのほうが使いやすいしよくつきます。ラップはその上からはってかまいません。擦り傷の場合は水洗い後直接ラップです。ラップの目的は湿潤環境を保つこと(浸出液の中に傷を治す成分がたくさん含まれています)です。汚れてきたり、ぐちゃぐちゃになってきたらラップをはがして傷口を水道水で洗い、新しいラップをはっておいてください。(初期は一日数回洗う必要がある場合もあります)驚くほど綺麗になおりますよ。あまりひどい傷、深い傷、汚い傷(破傷風が心配)はちゃんと病院にかかってくださいね。

きさらぎさん、職場で言うのもいいですが、こういう斬新な理論はよほどの理論武装をしないと理解させるのは難しいとおもいます。私も相手がお医者さんだったから信じたので、これがフツーのオジサンのいうことだったら「ハイハイ」と軽く受け流して終わりだったでしょう。
パソコンで検索した資料を回覧させるといいかもしれませんね。

MIKさん、先日はありがとございました。
中さんから聞いたのですが、BSに出演されるそうですね、我家はBSが見られなくて残念です。
ラップ療法のご教唆ありがとうございました。昨日さっそく指を切ったのでただ今ラップ治療中です。