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音楽会

ある素人合唱団が創立30周年を迎え、記念コンサートが行われました。「歌こそ我が人生」という意味の名前を持つその合唱団には、私の知っているヒトも5~6人属しているので、本日聴きに行ってきました。正直に言うと私はこういうコンサートは苦手なのですが、お馴染みの曲ばかりのメドレーで始まったプログラムは大変親しみやすく、聴き手にやさしく、いい雰囲気なのでした。
一番後ろの方の席に座ってしまったので、知人の声も顔も判別が難しかったのですが、それでもなんとか、知っている5~6人の方々を見つけ出し、コーラスを聴きながら、彼らの(私の知っている)日常を一人ひとり思い出してみたのです。なんで彼らが「歌」なのか?
一言でいえばまさに「歌こそ我が人生」なのでした。ある方は離婚され、ある方は大病を経験され、ある方は見知らぬこの地に移住され、ある方は現役で忙しい仕事に就いていること等などを私は知っています。それぞれに波乱万丈な人生を送りつつ、一方でこんな素敵なコーラス生活を続けていたなんて・・・。いや~、知らなかったけど、だからこその彼らだったのだなぁと、なんとなく合点がいきました。ヒトが何かに向って一生懸命打ち込んでいる姿を見るのは大変気持ちが良いものです。歌声の後ろにある人生を想像し拍手を送りつつ一緒になって歌の世界に入っていけるというのが、こういうコンサートの良い所なのだと気がつきました。
しかし遠めに見ると平均年齢が高そうな合唱団で、歌いながら倒れちゃうんじゃないかと思われる方もちらほら・・・(~_~;)。そのせいか声量に圧倒されるような迫力はなかったなぁというのが正直な感想ですが、その分、「人生」を感じさせるコンサートで、良かったデス。残念ながら私は途中で呼び出され最後まで聴けなかったのですが、「コーラスっていいなぁ」と感じさせてくれた今日のコンサートは大正解・大盛会であったと思います。今後も「歌こそ我が人生」の心意気で続けていって欲しいものです。
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