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牛の作法

ウオークコースの下見で牧場を歩いていたら、牛たちがバリバリと草を食んでいた。あまりの音に足をとめて耳を澄まして聴いてみたら、いや迫力満点。今日は雲が低いからか、バリバリ、ボキボキ、ザキザキと草のむしりとられる音があたりにこもる。ウルサイくらいだ。今まで高原の牧場で聞こえる音といえばカッコウの鳴き声と牛の鳴き声くらいかと思っていたが、草を食む音というのがあったとは。
命が命に喰われているという音である。飼料ではあんな音はしない。
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好奇心の強い1頭が近付いてきた。鼻息が荒い。草を食むとき彼らの鼻は常に地面に接しているから「フンフン」とハナイキを吹きかけて何かを吹き飛ばしている。この音もすごい。バリバリ、フンフン、ザキザキ、フンフンと、大地低くf分の1のリズムが流れる。
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草を食べては塩をなめる。塩分はとらなきゃね。
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中には自分の尻尾をなめているヤツがいる。
オシッコがくっついているのを塩代わりになめているのだろうか(~_~;)

しばらく眺めていて考えた。牛って一体なんだろう?
「動物か?」「家畜か?」「食べ物か?」
牛に老後はあるのだろうか?
牛の喜びはなんだろうか?
なんの為に生きているのだろうか?
そもそも彼らは「生きている」のだろうか?
ごく単純に割り切って、全ての生き物は種を継続させるために生きている、とすれば
牛たちは、生殖行為すらしない。
自分の親も知らず自分の子とも一緒にいられない哺乳類というのは、ひょっとすると牛だけではないだろうか? 「個」が「今ここに」いるだけだ。やけに哲学的な存在ではありませんか。
ヒトも牛もこの地球上に生きる同じ「いきもの」だとすれば、ヒトは相当肩身が狭い。
てなことをネ、考えながら歩くのもたまには良いものです。

そんなこととはまるで関係ありませんが
いのちの作法」の自主上映の日が近いデス。もう少しで昼夜とも満席となります。
夜の部に若干名余裕がありますので、観るなら17:00、長坂コミニュテイセンターで絶賛上映予定中
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