今日「市民政治を実現する北杜市民の会」という集まりがありました。なぜか私がいつのまにかその会に入っているではりませんか? しかも本日は司会進行役でした(^^;) 人は知らずにこのようにして何かに引きずり込まれていくのですね。嫌いな内容ではないので、まぁいいのですが、ここにいる以上は、楽しくここにいないとね♪ 私流に楽しくやってクビになればそれまでです(^_^)v
この会で出会うコアな方々とは古くからの知己ではありましたが、そうでない方々が圧倒的で、しかも初対面の方々がとっても多いのですね。それが新鮮で、それだけでもおもしろい会だなあと思いました。
「政治的」な話しを知らない方々とお話をするって、とっても刺激的でワクワクします。そして皆さんとても博学、私の知らないことだらけ。皆さん、いつそんなことを勉強するんだろう、と思うばかりデシタ・・・。こりゃ、クビになってもここにいたいかな(^_-)
さて、そもそも「市民政治」ってなあに?ですよね・・・
私の理解では、今行われている国の政治は少なくとも「市民政治」ではありません。
客観的な事実に基づいていないのに、言葉の強い人や権力を握った人が「こうだ」といえば皆がそれになびいてしまう。信じてなびいている人もいるでしょうが、多くは忖度してなびいているのでしょう。そのような政治形態をなんというのかは知りませんが、少なくとも市民政治ではありません。
市民政治というのは、そのような自由主義社会を成り立たせている最低限の約束ごとや、人間の尊厳が冒されたときに、それをただす為に、市民みずからが政治にコミットしていくということです(by佐々木寛)
別の言葉で言えば、今の奇妙な政治形態を見てあきれているのに、ただ言論の自由があるからと批判ばかりしていて何も行動を起こさない市民のありかたを「観客民主主義」と言い、市民が政治に参加する「参加民主主義」が実現してこそ、「市民政治」が正常になされている社会だ、ということが言えるでしょう。
では「政治に参加する」とは何か。私達はすぐに議員として立候補することだと思ってしまいます。しかしそんなことは誰にも出来ることではありません。では何をするか・・・?
選挙になると特定の候補者のチラシをまいたり、知り合いに働きかけをしたりという行動を起こす人がいますね。日本人はどうも、そういう人は特殊な人、政治のプロ、政党に関係している人、だと思ってしまうクセがあります。しかし、そのような行動を取ることこそが「政治に参加する」ということなのです。私達市民が普通にそのような行動をとれることこそが、正常な「参加民主主義」だということになります(by佐々木寛)
自分と少しでも考え方の近い立候補者や政党を応援するのは当たり前のことです。また、あちこちでそのような話しをすることも当たり前です。そのような社会でなければなりません。社会がそのようになっていなければ、気づいた人から行動をおこすべきです。
政治には無関心であっても、無関係ではいられません。無関心でいるうちにいつの間にか年金は75歳以上となり、家の四方はソーラパネルとなり、兵隊にとられ、学費が三倍になり、健康保険が二倍になっていくかもしれません。政治は生活と密着しています。無関心でいる間に、特にこれからの若い方々のすむ社会は、「お国の為に」死ぬまで尽くさないといけない社会に変貌していくことになるでしょう。今のアベ政治は間違いなくその方向です。
というような、少しカタイ話しが、ちっともカタク感じられなくなってきた私です(^_^)v これも「飛矢崎雅也さんと語るハンナアーレント」の連続七回の講演会のお手伝いをさせていただいたからでしょう。飛矢崎さん、有難うございます。
ホントにそういう社会になっていくのかどうかは、お互いの考え方もあるでしょうから、大事なことは、そのような話題をいつでもどこでもできる環境が、この社会になければならない、ということです。しかし残念ながら今の社会は、職場内でも、友人仲間でも、地域でも、タブー視されているようなところがあります。
今日の集まりでは主題を「山梨県政に求めること」「山梨県議会議員に求めること」の二つに絞って、これからの山梨はどうあって欲しいか、議員に何を求めていくか、などなどを出来るだけ具体的な項目にしてあげてもらいました。
いや~沢山あがったなあ(^_^)v よくそんなにでてくるなあと思うくらい(司会としてはやりやすかったのでホッとしました)
こういうカタイ話しも、今日のような「誰に忖度するでもなく、自由に意見が述べられる場」がありさえすれば、皆さんちゃんと喋ってくれるのですね。そして誰も誰かの意見を否定しない、それが良かったですね。活発な意見交換と意見発表の場となりました。もうホントウに今日参加した皆さんが全員県会議員になればいいと思うような、ご意見ばかりでした。
「語り場」「語れる広場」「語る空間」「語れる空気」というのは本当に大事だと感じた時間でした。
「市民政治を実現する北杜市民の会」は、今日集まったご意見を集計し、集約して、来年四月の県会議員選挙にむけて活用いたします。どのように活用するかは、11月の末に、会として記者会見を開き、発表いたします。乞うご期待です。

なを、県政や立候補予定者に質したい質問や要求は、まだまだ受け付けています。「参加型民主主義」「市民政治」を皆さんで実現していきましょう。
多賀までメールください
taga-ya@pairhat.jp
また、それとは別に、この会では、来年四月の県会議員選挙に立候補する方を探しています。自薦他薦あればその方のお名前も教えてください。
楽しい選挙、楽しい県政、そして楽しく暮らせる郷土を目指しましょう。